2023年の年の瀬にあたり

 今年の干支は兎(うさぎ)。
 飛躍、向上の年と言われ、また植物が成長する年とも言われています。植物に関しては、ちょうど4月から9月にかけて、NHKの朝ドラで我が国植物学の父とも例えられる「牧野富太郎」が放映されました。植物に興味を持たれ、また雑草にも名があることに気付かされた方も少なからずいらしたのではないでしょうか。
 2023年の年の瀬にあたり、「しゅくがわら」にとってどんな年であったか振り返ってみました。
 1つは、夏の異常な暑さです。
 今年は、持続的な温暖化傾向に加えて、太平洋高気圧の張り出しが記録的に強まったことにより、6月の終わり頃から30℃以上の日が続くようになり、7月に入ると暑さが一層厳しくなり、梅雨らしい梅雨もないまま、8月になっても暑さは衰えず、35℃以上の猛暑日も過去最多となる日数を記録し、9月もしつこい暑さは残りましたが、さすがに10月の声を聴くころには暑さも和らぎ日本の四季は健在だったと感じた方も多かったと思われます。そんな過酷な状況にあって、ご利用者の健康維持に努められた関係者の皆様に敬意を表する次第です。今年は暖冬傾向との予報が出ていますが、二ヶ領用水沿いの木々が葉を散らし、また水鳥も川面に遊び、多摩区のキャッチフレーズを演出しています。

 2つは、新型コロナウイルスです。
 ご案内のとおり、5月に従来の2類から、季節性インフルエンザと同じ5類に移行する措置が取られました。これまでマスクの着用が義務付けられていましたが、個人の判断に委ねられ、若い人を中心にマスクを着用しないで行動するケースが多く見られるようになりました。「しゅくがわら」では、ご利用者とご家族との面談において一部緩和する措置がとられましたが、マスクの着用や手洗いの励行などこれまでどおりに実施され、1年をとおして流行することなく推移しました。
 3つは、事業移管です。
 2014年4月以来、多摩区における高齢者福祉施設として地域住民に大きな信頼をいただいてまいりました当施設は、川崎市の「高齢者等福祉施設再編整備計画」による譲渡・民営化に伴い、法人(鈴保福祉会)としての運営については、2023年度をもって終了することになりました。
 2024年からは、社会福祉法人経山会に施設運営を引き継ぐことになりますが、ご利用者、ご家族並びに職員には、それぞれのご意向を尊重する中で万事遺漏のないよう関係者による協議・調整を重ね、円滑な事業移管に向けて、引き続き年度末までの間努めてまいります。
 1年の締めくくりにあたり、雑感を述べさせていただきました。皆様、良いお年をお迎えください。

事務長 吉井 孝大

関連記事